謝辞
心を込めてお礼を述べましょう
結婚式が無事に進行し、最後の挨拶として行われるのが新郎本人または新郎の父親から行われる謝辞です。
謝辞では出席してくれたゲストに対して感謝の気持ちを述べることになります。
両家の親族を代表して新郎の父親が謝辞を行うというケースもありますが、やはり新郎新婦の結婚式を見届けるために大勢の方が集まってくれているのですから、新郎本人から謝辞を述べた方が感謝の気持ちも伝わりやすいと考えられます。
ゲストへの感謝
謝辞で最も重要な要素になるのがゲストに対する感謝の言葉です。
普段は忙しい日々を過ごしているのに、結婚式に出席するためにスケジュールを合わせてくれているかもしれません。
結婚式に出席するためにわざわざ遠方から駆けつけてくれた方もいるでしょう。
新郎新婦の門出を祝うために足を運んでくれたことに対して、心から感謝の気持ちを述べなければいけません。
出席してくれただけでなく、祝辞を快く引き受けてくれた主賓や友人代表などの方に対してはもちろんですが、余興をするために一生懸命練習を重ねてくれた方に対しても感謝の言葉を伝えることが大切です。
当然ですが直接お礼の言葉を伝えることが必要ですが、謝辞として他のゲストがいる目の前でお礼の言葉を述べることも大切です。
新郎本人が謝辞を述べる場合は、結婚に至るまでの苦労話などを織り交ぜた内容にすると、感動を誘うスピーチになるでしょう。
中には感極まって泣いてしまう新郎も多いですが、その姿を見て新婦も号泣してしまい、会場内のゲストまでもらい泣きをする場合もあります。
感動する結婚式だったとゲストのみなさんに強い印象を与えるだけでなく、新郎新婦にとっても思い出深い結婚式になるでしょう。
新生活に向けての抱負を語りましょう
結婚生活は幸せなものだと期待を感じている反面で、本当に上手くやっていけるのだろうかという一抹の不安を感じているのではないでしょうか。
今まで違った生活環境の下で生活していた二人だからこそ、時には反発し合うこともあるでしょう。
なかなか上手くやっていけそうもないと感じた時には、周囲の人に何かと力になってもらうことが多くなるはずです。
だからこそ何かと迷惑をかけることがあるかもしれませんが、温かく見守ってもらいながら指導してもらえるように謝辞の中でもきちんと述べておくことが正しいマナーになります。
謝辞でタブーな言葉
結婚式では使うべきではない忌み言葉が存在しています。
例えば謝辞の中で「今後もよろしくご指導のほど、重ね重ねお願い致します」と話すのは良くありません。
結婚は本来なら一度だけするものですが、「重ね重ね」という言葉は再婚を連想させることから使うべきではないとされています。
謝辞の言葉を考える場合は、忌み言葉を使っていないか確認しておきましょう。