年末年始
行く年来る年に合わせた挨拶を
一年間お世話になったお礼を兼ねて年末に挨拶回りをするのはビジネスシーンでは定番といえます。
また、年が明けてからすぐに新しい年も変わらないお付き合いをお願いするために年始の挨拶回りをするのも定番の光景です。
年末年始には何かと挨拶をする機会が多いものですが、全ての取引先へ挨拶に伺えるとは限りません。
場合によっては年末のご挨拶は文書を送付させてもらって済ませるなどのケースもあります。
直接挨拶に伺う場合の注意点と、挨拶状を送付する場合の注意点について確認してみましょう。
参考:http://matome.naver.jp/odai/2129290850512918201
挨拶回りの注意点
年末の挨拶回りでは一年間お世話になった感謝の気持ちとしてお歳暮やカレンダーなどの粗品を持参して取引先の元へ挨拶に行く場合があります。
特に注意したいのはお歳暮などの品物を袋に入ったまま渡してしまうことです。
きちんと袋から出して、熨斗の正面が先方に向くようにして渡すのがポイントです。
正しい挨拶をしているつもりでも、渡し方が間違っているばかりに大きく評価を損なう原因になるため注意してください。
挨拶だけではなく、何かと積もる話もあると思いますが、年末はどんな業種であっても忙しい時期なので長居は禁物です。
できるだけ手短な挨拶で済ませるようにして、先方に迷惑がかからないように配慮してください。
なお、別れ際に「良いお年をお迎えください」と一言伝えるだけでも良い印象を与えることができます。
年始回りを行う場合も、先方にはたくさんのお客さんがあなたと同じように訪れているはずです。
話が長引くのは迷惑になるので、できるだけ早めに挨拶を済ませましょう。
取引先が多いと回りきれない場合もありますが、遅くても1月15日くらいまでには年始回りを済ませるのが正しいマナーです。
他のお客さんとのブッキングを避けるためにも、事前に電話連絡をして訪問時間を伝えておくことをおすすめします。
挨拶状を送付する場合の注意点
年末年始の挨拶回りは全ての取引先に伺えるとは限りません。
特に遠方の取引先については年末か年始のどちらかしか伺えないケースもあります。
年末の場合は挨拶状を送付するケースが多いです。
カレンダーなどの粗品と合わせて挨拶状を送付し、一年間お世話になったことに対するお礼の言葉と、来年も変わらずにお付き合いを続けてもらえるようにお願いする内容にします。
なお、年末年始の営業日をお知らせしておくのも大事なマナーになります。
郵送だけでなく、FAXやメールで送付するケースもありますが、正しいマナーとしては郵送で送付するのが一番良いと考えられます。
年始のご挨拶として年賀状を送付するケースもありますが、遅くても12月25日くらいまでに投函しなければ元旦に到着しません。
年が明けてからポストに投函することがないようにしてください。