名刺交換のマナー
基本的な名刺交換の仕方を理解する
ビジネスマナーの中でも、特に大切なのが「名刺交換」です。
名刺交換をすることで相手の方の名前や役職、連絡先などを知ることができ、関係を深めるために役立ちます。
ただ、名刺はとても大切なものであり、失礼のないように受け取る必要があります。
そのため名刺交換は、新社会人が必ず身につけるべきひとつのスキルになっています。
名刺交換の仕方は4段階に分けられます。
まずは名刺を用意し、相手の方と挨拶するために近づきながら、名刺入れなどに入れてある自分の名刺を取り出しましょう。
このときさっと取り出さないと、相手の方を不安にさせてしまいます。
名刺入れの入れてある場所を覚えておき、すぐに出せるよう準備しておきましょう。
次に名刺を相手の方に渡します。
このとき、ただ渡せば良いわけではなく、相手の方に敬意を払いながら渡す必要があります。
そのためには、必ず自分の名前を相手の方が読みやすい方向に向けて、差し出しましょう。
名前が逆になっているのはとても失礼であり、良くありません。
また、自分が名刺を出すのと同時に相手の方も名刺を出してくれるため、受け取ります。
つまり自分の名刺を片手で出しながら、もう一方の手で相手の方の名刺を受け取ることになります。
慣れないと少し難しく感じるかもしれませんが、練習すればだんだんと慣れてきます。
最後に、頂いた名刺は会話の間、机に置いておきます。
名刺はとても大切なものなので、名刺入れの上などに置いて、丁寧に扱いましょう。
この手順を理解してスムーズにできるようにしておけば、名刺交換で不快な思いをさせることはなくなります。
自分が名刺を持っていないときはどうするべきか
相手の方が名刺を渡そうとしてきたときに、自分が名刺を持っていないこともあります。
このときは「申し訳ありません。名刺を切らしておりまして」と伝えましょう。
このように伝えれば、相手の方は「そうなのですね」と納得してくれて、特に気分を害してしまうことはありません。
ただ、もし連絡が必要な場合、早めに自分からメールなどを送り、相手の方に自分の連絡先を知らせておきましょう。
名刺の役割は「自分や自分の連絡先を知ってもらうこと」のため、電話やメールがやり取りできるようになれば最低限は問題ありません。
複数人と名刺交換をする場合の注意点
複数の人と名刺交換をする場合、1対1の場合とは違う点に気をつける必要があります。
それは「目上の方から名刺を渡す」ということです。
先方のグループの中で最も立場の高い方から順番に挨拶して、名刺を交換しましょう。
名刺交換はビジネスマンとして、きちんと身につけておくべきマナーです。
紹介した内容を理解したら、練習もしておきましょう。