退社
最後まで気を抜かずに大人の対応を
定年を迎えて退職する方や、結婚や出産に伴い退職をする方など様々な事情でお世話になった会社を去る時が訪れるものです。
中には会社の上司や同僚といざこざがあって退職を決意したという方もいれば、業績の影響で退職を余儀なくされたという方もいます。
いかなる理由があったとはいえ、在籍していた会社を退社する場合はきちんと挨拶を済ませてから会社を去るのが社会人として最低でも守らなければいけないマナーといえます。
もう辞めてしまう会社なのだから、適当な挨拶でも良いだろうと適当に考えてしまうのはNGです。
ここでは退社に伴う挨拶をする際や、挨拶状やメールなど文書で挨拶をする場合の正しい方法についてご紹介します。
参考:http://toranet.jp/contents/how/naitei_taishoku/9553/
退職のスピーチをする場合
退職をするあなたのために送別会を開いてくれた場合や、最後の出社日に他の社員に対して挨拶をすることになった場合などに備えてどんな内容をお話したら良いのかあらかじめ考えておくことをおすすめします。
何かと言いたいことはあるかもしれませんが、社会人として控えるべき内容はよくわかるでしょう。
ネガティブな内容を話してしまうと、他の社員に対して失礼になる場合があります。
話す内容としては、挨拶のスピーチをする場を設けてくれたことに対するお礼と退職に至った理由として定年退職や結婚など漠然とした内容か「一身上の都合」という理由を話して、仕事で思い出の残ったことなど簡単なエピソード、今後も会社が発展するように陰ながら祈っていることなどを盛り込んでください。
時間にして2~3分くらいの手短なスピーチでも構いません。
全体への挨拶だけでなく、個人的にも手短に「お世話になりました」という気持ちを込めて挨拶をすることも大切です。
退職を知らせる挨拶状やメール
退職をしたことを取引先など仕事でお世話になった方に対して文書でお知らせすることも必要です。
特に仕事上のお付き合いでお世話になった方や会社への挨拶では、あなたの後任者とも変わらないお付き合いを続けてもらえるように依頼する内容にすることも大切です。
内容としては時候の挨拶と退職日、お世話になったことに対する感謝の気持ちを書いてください。
定年退職をする場合は今後の生活はどのように過ごしたいのか抱負を書いたり、出産をするため退職する方は子育てに対する抱負を書いたりしてください。
違う会社へ再就職することが決まっている場合は、新しい勤務先を紹介して新天地でも頑張るという抱負を書くと良いでしょう。
正式な文書としては挨拶状として郵送をするものですが、親しい間柄だった方には略式としてメールで送付するという方法もおすすめです。
ただし、どんなに親しい間柄であっても自分から見て目上の方に対してメールで挨拶を済ませるのは失礼になるので注意してください。