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お辞儀の角度を覚えておこう

軽い会釈なら15度が目安

お礼は、相手との関係性やシチュエーションによって、アレンジすることができます。
その場の状況に応じて正しい挨拶やお辞儀ができれば、相手にそれだけで好印象を与えることができるでしょう。
しかし一方で、シチュエーションに合わない雑なお辞儀をするとそれだけで相手にマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。

お辞儀をする際には、角度によって丁寧さや敬意を表現できます。
その中で最も軽い会釈をする場合には、角度は15度ぐらいを目安にすると良いでしょう。

角度だけで覚えていても、実際に自分の上半身がどのぐらい倒れているかという点は実際にお辞儀をしてみなければ分かりません。
これは感覚で覚えることがベストです。
そのため、15度のお辞儀はこのぐらい体を曲げればよいのだという点を何回も練習して体で覚えておきたいものです。

ちなみに15度のお辞儀が目安となる会釈は、人とすれ違う時や、人の前を通る時にさりげなく自然に行うお辞儀です。
ただお辞儀をするだけでなく、相手の目を見ながら明るい表情で挨拶ができるようになれば自身のお辞儀レベルもアップするでしょう。

ビジネスシーンでのお辞儀は30度の敬礼

通常のビジネスシーンにおけるお辞儀は、15度では浅すぎます。
しっかりお辞儀をしている姿を見せるためには、30度の敬礼が適切です。

ビジネスシーンでは、お辞儀をする機会が少なくありません。
取引先を訪問した時を始め、来賓や来客を迎える際、また上司に対する挨拶など、30度のお辞儀をマスターしていれば相手に対して失礼に当たることはないでしょう。
30度のお辞儀も、角度だけを頭で覚えているのではなく、実際にお辞儀している姿をビデオ撮りするなどして体で覚えるようにしたいものです。

ビジネスシーンでも使うことがあるからこそ覚えたい、45度の最敬礼

お辞儀の中でも45度上半身を曲げるのは、最敬礼に分類されます。
普段の職場で最敬礼をする機会はそれほど多くはないかもしれません。
しかし感謝の気持ちを伝えたい場合や、謝辞を伝えなければいけない場合には、30度の敬礼だけでは丁寧さが十分ではありません。
その際には、45度上半身を曲げる最敬礼をする事で、相手にしっかりと自分の気持ちを伝えることができるでしょう。

お辞儀をする際には、角度に関わらず、まず起立した状態で言葉で相手に伝えたいことを伝え、言い終わってから深々と頭を下げるのが理想的です。
何かを話しながらお辞儀をしても、だらしない印象となってしまいます。
丁寧さが求められるシーンになればなるほど、「言葉を言い終わった後にお議事をする」分離礼が必要です。

また、お辞儀は角度だけでなく、どのぐらいの時間頭を下げているかによっても丁寧さが変わります。
頭を下げてすぐに上げるのではなく、下げた状態を数秒間維持することで丁寧さをしっかりと伝えることができるでしょう。