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入社式の答辞を指名されたら

プレッシャーに負けるな!指名されたときの心構え

入社式では、新入社員を代表して答辞を述べる人がいます。
これは突然その場で指名されるわけではなく事前に指名されている新入社員が準備をして臨むわけですが、これからお世話になる会社の入社式で、同僚だけでなく上司を目の前に答辞を述べることは大きなプレッシャーを感じる事でしょう。

しかし、たくさんいる新入社員の中から自分が指名されたということは、先輩社員や上司たちは自分に対してプラスの評価をしているということでもあります。
社会人としての初めての職務だということを理解し、失敗しないような答辞をしたいものです。
まず最初に、答辞は自分自身をアピールする場所ではなく、新入社員としての心得や入社式を開催してくれた社員の人達へのお礼を述べる場所ということを理解しておきましょう。

答辞のマナー

答辞では、盛り込みたい内容がいくつかあります。
まず1つ目は、入社式を開催してくれた先輩社員に対して感謝の気持ちを述べるということです。
また入社式においては、社長などの役員が足を運び、訓示を示してくれたのではないでしょうか。
そうした役員への感謝の気持ちも合わせて、答辞に盛り込んでおきましょう。

答辞は、感謝の気持ちだけを述べる場所ではありません。
上司や先輩社員たちは、これから社員として会社のために尽力する新入社員たちの意気込みや気持ちを聞きたいと思っているものです。
そのため、現在の気持ちを簡単に盛り込むことも、答辞のマナーとなります。

ただしその際には、「緊張して足がブルブルしています」とネガティブな表現をするのではなく、「緊張して足の震えを感じておりますが、今後の頑張りで震えを闘志に変え、立派な社会人として成長したいと考えております」など、ポジティブな表現で締めくくりましょう。
相手に好印象を残すことができます。

更に答辞では、今後の決意や抱負についても述べることができます。
しかし個人的な気持ちや意見ではなく、あくまでもざっくりとした内容でOKです。
その際には「右も左も分からない若輩者ですが」など、謙虚な気持ちを言葉で表現することも忘れずにしましょう。

例文を参考にすると分かりやすい

答辞をゼロの状態から完全オリジナルで作ることは、新入社員1日目の人にとっては、かなりハードルが高いかもしれません。
そんな時には、テンプレートや例文などを参考にしながら、自分なりにアレンジして答辞を作っていくことをおすすめします。

「XX年度の新入社員を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。」という始まりの部分は、アレンジする必要はないのでそのまま活用すると良いでしょう。
最後は新入社員としての意気込みを「何事にも全力で取り組み、若さとチャレンジ精神を生かし、一日も早く会社のお役に立てるように、精進していく所存でございます。」「簡単ではございますが、答辞にかえさせていただきます」と締めくくれば分かりやすいでしょう。