お年玉
正月の定番行事
お正月になると子供たちが楽しみにしているのがお年玉です。
年々お年玉の額がアップしていくことを楽しみにしている子供が多い中で、大人にとってはかなり悩ましい定番行事であることも事実です。
親戚に子供がたくさんいる方は、お正月の出費が心配になるものですが、社会人としてはできるだけきちんと渡してあげたいものです。
お年玉の始まり
現在ではお年玉としてお金を渡すのが一般的ですが、元々は違うものを渡していたことをご存知でしょうか?
昔はお金ではなく、お餅を渡していたそうです。
お正月になるとお雑煮としてお餅を食べるものですが、実はお年玉ともお餅は大いに関係があります。
お餅は魂つまり生命力を象徴するものであり、お餅をいただくことで一年間を無事に過ごす生命力を神様から分けていただくという意味が込められているそうです。
神様が宿るとされているのが鏡餅で、家長である方が子供たちをはじめとした家族に「御年魂」として餅を分けてお雑煮としていただいたのが始まりだと言われています。
現在はお餅がお金という形に変わっていますが、一年間幸せに過ごすことができますようにという願いを込めてお小遣いを渡すと良いでしょう。
参考:http://droppernews.com/archive1084.html
子供に渡す場合の相場
お年玉の金額をいくらにするべきかが悩みどころですが、子供の年齢や自分の立場を考えて相応しい金額を渡すのが一般的です。
自分の子供に対して渡す場合、普段からお小遣いを渡している場合は少なめな金額でも良いでしょう。
親戚の子供に渡す場合については小学校入学前までが2千円、小学生が3千円、中学生が5千円、高校生が5千円、大学生は1万円が相場になります。
近所や友達の子供など血縁関係にない子供に対して渡す場合は、高校生くらいまでにするのが一般的です。
一番困るのが、お金の価値が全くわからない赤ちゃんに対して渡す場合です。
お金を渡す場合は千円くらいをご両親に渡しておもちゃでも買ってあげて欲しいと伝えると喜ばれます。
お金だけでなく、お菓子やおむつなどの実用品を渡すのもおすすめです。
大人に渡す場合の相場
お年玉は子供に渡すだけでなく、大人に渡しているという方も多いです。
日頃の感謝を込めてご両親に渡したり、祖父母にも渡すケースがあります。
本来であれば目上の人が目下の人に対してお年玉を渡すものなので、目上の立場になる自分の両親や祖父母にお年玉を渡すのは失礼ではないかとする意見もありますが、決してそんなことはありません。
むしろ、立派な大人に成長してくれたと喜んで受け取ってもらうことができます。
あくまでも気持ちの問題なので、必ずしも渡すべきというものではありませんが、経済的に余裕があればぜひ考えてみてください。
相場としては5千円から1万円くらいを渡す方が多いです。