お返しの基礎知識と贈り物
慶事のお祝いを頂いた時のお返し
こちらからお祝いを渡すだけでなく、逆にこちらがお祝いをいただく機会も多いです。
慶事のお祝いを頂いた時には内祝いという形でお返しをするのが一般的ですが、人生の節々で内祝いをお返しする機会があるものです。
それぞれのお返しに関する基礎知識と贈り物について改めて確認しておくと良いでしょう。
参考:http://www.kataoka.com/enjoy/gift/returnfavor/
結婚祝い
結婚祝いとしてお金を頂いた場合には、その金額の3分の1から半額くらいを目安にしてお返しをするのが一般的です。
どのようなものをお返しとして渡すべきなのか迷うものですが、できるだけ相手にも日常的に使ってもらえるものを選ぶ方が多いです。
一般的に、弔事の際には消え物と呼ばれる食品や洗剤などの消耗品が選ばれるのですが、結婚祝いの内祝いに関してはおめでたい事のお返しになるため、消え物では記念に残らないものだからあまりふさわしくないと考える方もいるようです。
そこでおすすめなのは、普段愛用してもらうことができるけど、なかなか無くなってしまうようなものではないものを選ぶのがおすすめです。
例えば、自分ではあまり購入することがないような高級タオルやコーヒーやジャムなどのように長期保存ができるものを選ぶのもおすすめです。
新郎新婦からお礼も添えて、お祝いを受け取ってから1ヶ月くらいを目安にして贈るようにしてください。
出産祝い
元気な赤ちゃんを出産したことのお祝いする形でお金をいただいた場合にも金額の3分の1から半額くらいを目安にしてください。
出産内祝いのお返しとして人気があるのは、赤ちゃんの名前が入った品物ですが、中にはもらって嬉しいものとあまり嬉しくないというものが存在しているようです。
例えば赤ちゃんの名前が入った食器をいただいても、親戚なら思い出として大事にとっておくこともできますが、親戚でもなく仕事上の付き合いでお祝いを渡したという人にとっては正直どうしたら良いものか困るという意見もあります。
名前入りの贈り物にするなら日持ちがする食品のように形が残らないものを選ぶのがおすすめです。
どうしても何を選んだら良いのかわからないという場合は、カタログギフトを贈って、好きな商品を自分で選んでもらうという方も多いです。
この場合は赤ちゃんの名前が入ったメッセージカードをしっかり入れておくようにしてください。
贈るタイミングはお宮参りをする生後1ヶ月くらいを目安にしてください。
お見舞い
入院をしている際にお見舞いとしてお金をいただいた場合には、全快した時には快気祝、今後も継続して治療を行う場合には退院内祝とするのが一般的です。
この場合も3分の1から半額が目安になりますが、入院をしていた病気や怪我が今後も残らないようにという意味を込めていつまでも残らない消耗品を選びます。
退院をしてから10日以内くらいを目処に渡すことを心がけましょう。