お焼香のマナー
お焼香の基本的なマナー
お焼香のマナーについてですが、基本的なマナー、知識を以下にまとめさせていただきました。
まず、お焼香の知識ですが、お焼香とは「仏、死者に対して香を焚く、拝む行為」のことです。
なので、お焼香をあげる際は、香をパラパラと落とす動作だけでなく、しっかりと拝むようにしなければなりません。
また、「数珠は左手につける」というマナーが存在しますので、「お焼香は右手で行う」ようにしましょう。
お葬式に参列すると、そのような行動を取っている人が数多くいますので、お焼香のあげ方を忘れてしまった・・・という場合は、他の人の動作を見て真似るというのも悪くありません。
ただし、「拝む時間が短すぎる」ようでは良くありません。
お葬式に参列されている場合、なにかしらの縁があってお葬式に参列しているのですから、「心でお別れを告げてお焼香をあげる」ようにしましょう。
時間にして、10秒前後でお焼香をあげている人が多いので、香をパラパラと落とすだけでは問題がありますし、拝む際には、しっかりと手を合わせて念じることが重要となってきます。
次に、上手な「お焼香のあげ方」を案内させていただきます。
お焼香は、「右手の親指、人差し指、中指を使ってつまむ」、そして「額の高さまで持ち上げる」ことが肝要となりますので、このことを忘れないようにしましょう。
その後、指をこすりながら香炉(こうろ)に香を落とすのですが、「3回程度で香を落とす」ようにしたほうが、マナー意識の高いお焼香となります。
近年では、胸の高さまで持ち上げて香を落としている人もいますが、可能な限り、頭の高さまで持ち上げるようにして香を落とすようにしましょう。
お焼香のあげ方
お焼香のあげ方に関するマナーですが、「立礼焼香」を行う際は以下について注意して行ったほうが良いです。
立礼焼香とは、「椅子席の式場で利用されるお焼香」のことです。
立礼焼香を行う際は、まず「焼香台の前で止まる」ことが重要となります。
というのも、お焼香をあげる前に「遺族、僧侶に対して一礼する」という決まりが存在するからです。
お葬式で一番悲しんでいるのは遺族であること、そして、弔ってくれる僧侶に対して一礼をすることで、故人に対して厳粛なお葬式となるのです。
また、一礼は「遺影に合唱した後も行う」のがマナーです。
そして、これらの対応を終えた後にお焼香をあげるようにすると、問題なくお焼香を終えることができます。
お焼香をあげた後も合掌し、その場から立ち去る際も遺族に一礼をするというマナーも存在しますので、最後まで気を緩めずに、立派なお葬式をあげる努力をしましょう。
また、気持ちに余裕がある際は、遺族を慰めるといったコミュニケーションをとったほうが良いです。