自分も無意識にしているかもしてない「マウンティング」
マウンティングとは、自分が相手よりも優位な立場に立とうとする言動のことです。
意識してやっている人もいれば、無意識のうちにそうした言動をしている人もいますし、すでに癖になってしまっている人もいるでしょう。
マウンティングは、している方は特に深い意味や意図がなくても、されている側にとっては不快以外の何物でもありません。
そうした癖を持っていると、少しずつ自分の周囲から人が離れてしまうリスクさえあります。
意識してやっている人なら、今すぐに止める努力をすれば良いでしょう。
しかし無意識のうちにやっている人の場合、どんな言動がマウンティングに当たるのかを理解した上で、そうした言動をしないように普段の自分の言動を冷静かつ客観的に見直す必要があります。
マウンティングする人はこんな人
マウンティングする人には、いくつかの傾向があります。
例えば序列を気にする人や、常に自分が優位な立場に立ちたいと考える人はマウンティングをしてしまう傾向にあります。
序列が大切なシチュエーションは確かにありますが、その闘争心を言動で表現してしまうと他人から嫌がられます。
承認欲求が高い人もまた、マウンティングをしやすい傾向があります。
他人から認めてもらいたいという気持ちや、自分に自信がないけれど認められたいという気持ちは、人間なら誰でも持っていることかもしれません。
しかし、それをマウンティングという形で他人を攻撃するのはNGです。
どのような理由でも、マウンティングを取る人は他人からは煙たがられてしまいます。
会話をするたびに他人を不快にするので、自然と人は寄り付かなくなるでしょう。
場合によってはマウンティングの取り過ぎて他人から嫌がられ、周囲から無視されてしまう人もいるほどです。
マウンティング癖を改善するには?
マウンティングがすでに癖となっていて、無意識のうちにしていることがあるかもしれません。
その場合でも、自分で意識することで改善することは十分に可能です。
マウンティング改善のために、できることはたくさんあります。
まず、批判的なコメントやアドバイスは辞めましょう。
相手は自分の意見や考えを聞いているわけではありません。
批判的なコメントをするとどうしてもマウンティングになりやすいので、アドバイスそのものを辞めることでマウンティングを改善できます。
権利を振りかざすのもNGです。
役職や権力を使って何かをしようとすると、それを「上から目線」だとかマウンティングだと受け取られやすくなります。
そうではなく、人を動かすのは自分の役職や権利ではなく自分の実力だということを認識しましょう。
言葉だけではなく、自らが行動することによって人はついてくるものです。